2008年2月27日水曜日

グレーは何色

今日は診察日、白血球数はさほど下がらず3270(10日目、前回同時期は2620)、画像は不変、腫瘍マーカーは1日に計測。

患者としての不安は依然漸増するCEA,骨髄抑制の慢性化などだ。
このところこのテーマはそれほど変化しない(主治医も商売とはいえという気にもなるが)今日は、いまの単剤から2剤併用への可能性を尋ねた。答えは、1st,2ndラインでコアとなったシスプラチンはこれからもコアになる、シスプラチン自体の評価が副作用の実績から低いようだ(本人も軽かったがあのいくつかのシスプラチン由来のマイナス体験は進んでやりたくはない)。
腫瘍マーカーCEAは増悪が進むと急激に上昇するが、画像不変状態もあって許容できる変化という判断らしい。 
イレッサもEGFR変異なしを承知で使ったが、2週間で原発に動き無く、湿疹発現もあったので薬剤無効となっている。

多数?の患者のなかでは「ましだ」という位置づけなのか?根治しない(こちらは当初から理解はしている)前提で「ゆるやかな死への覚悟を」みたいな話をされてしまった。
このグレーゾーンは、白に近いとみるのかそうじゃないのか、本人の気分の持ちよう次第か?

2008年2月24日日曜日

肺がん勉強会

24日は昨日に引き続き爆弾低気圧のもたらす強風が吹き荒れて目の前の路線が使えなくなった、迂回して20分遅れで会場についた、北海道はこの強風で北大が入試を延期したとか、とんだ番狂わせとなった。

主催の I 医師はH.P.上で豊富な情報を提供しており、ガン患者でインタネットを使う人の間では頼りにされている、そこでの呼びかけで今日の勉強会となった。勉強会はI 医師が7組の患者、家族と個別事例を検討するという形で行われた、そのケースを他のメンバーは聞けるわけだ。

医者、病院にたいする不満、不安はかなり共通する悩みとして出された。
公立系の大病院でも総ての医師が経験豊富であるわけがない、しかも「標準治療」という枠はしっかり守られている、個人差の大きいガン患者にとってこの枠が邪魔になること、例えば白血球数が3000に下がると機械的に休薬になるといった、患者の状態より標準規格が優先といったケースはあとを絶たないようだ。梅沢充医師のコメントにもよくでてくる。今日も複数の患者、家族から出された、

肺がん闘病12年(たいしたサバイバーだ、早くに左肺は全摘)の男性は、この年月で承認抗がん剤は品切れ状態となり、代行輸入経由で未承認薬を自分の判断で使っている、しかも主治医には「言ってない」とのことだった。「自立」した患者なのだ。

私個人については、抗がん剤の2剤使用という方法があるとの助言があった。転院してからは単剤で治療が進んでいるが腫瘍マーカーCEAは下がらない。
がん種が同じ患者の話は理解しやすい、さらにその生き方にも触れることができる、貴重な経験となった。

2008年2月22日金曜日

週末は情報収集(一部訂正)

ナベルビン2コース終了(19日)後3日目の診察、白血球数は早速3500へダウン、胸部レントゲン画像は不変。
白血球数の落ち込みは要注意、よって27日に再度測定を予約、腫瘍マーカーCEA測定はこのあととする、残念だがこれも期待できる根拠がない。

といった状況打開のヒントを得るために、23日NPO健康医療開発機構主催「がん診療の明日を創る」と24日「H.P.=がん患者のあきらめない診察室」主催の勉強会へ、この間白血球数は下がらないとしておこう。

2008年2月12日火曜日

ナベルビン点滴--ジリ貧傾向のなかで


画像左はオードブルの生食、
右はメインディッシュのナベルビン30mg、
フルコース4液2時間20分。
(この2枚なぜか水平が揃わない)





 2コース目の初日、まず採血の前に点滴ライン確保してしまう。
若いドクター、すぱっとは行かず出血あり強行採血?、こうやってドクターの腕があがってゆく?
最初にオードブル?生食を入れている間に、採血結果、白血球数は4900でOK、続行となる。
1週後にもう一度受けて暫くすると白血球数が半分以下となる、外出禁止などなど。
何度も書くが、これまでの抗がん剤、無効だったイレッサは別として、5種類甲乙つかずとしかいいようがない。

新戦法、近所の鍼灸師、2回施療を受けたがまだ経過を見ている状態、左肩はうっとうしいままだ。

2008年2月8日金曜日

本日のステータス-暗雲晴れず

今日は低血算値の改善を見るための採血のみ、8日採血分のCEAマーカーも出ている、白血球数は4110と正常化へ、8日分のCEAは23.6と依然続伸している。
CEA値でナベルビン前回との差分は約2、ジェムザールのそれは約3で、ナベルビン優位しかし骨髄抑制度はきつい、ジェムザールは2日後から発熱あり、こんな比較から翌週12日翌々週19日にナベルビン点滴を決定、予測CEA値は約29、トホホである。

補剤セレブレックス導入を検討して貰うこととした、ほか漢方薬についても。

帰宅後、左頚部リンパ節肥大で首筋の凝り状態が気になっていたので、近所の鍼灸師を尋ねた。
ガンを内在するリンパ節は触らずに全身規模で鍼中心の治療をうけた。明日が楽しみです。

2008年2月4日月曜日

採血結果-「骨髄力」の盛衰(データ付加)

 date08        1.25----------1.28---------2.04------------2.08
白血球        2080     2620          2730       4110
好中球%            57.7          49.7          46.9        63.3


昨年1月入院して抗がん剤1st line  2剤(タキソテール+シスプラチン)を点滴した時、白血球は1700から4400まで5日で戻した。
今回は10日かけても3000を超えない、好中球レベルも低迷、いや下降。

主治医は、8日にCEA動向(今日の採血による)、当日の白血球数をみて2度目のナベルビン点滴を決めるという。

これが個性的な1本道ではないガン治療の実態というものか、患者はナーバスになるものだが、細部に捕われて過ぎているのだろうか。

2008年2月3日日曜日

サプリメント



                                                                           

東進する低気圧がもたらした大雪でうちの中庭も景色が一変しました(画像2点)。
 


梅沢充先生のブログが縁でメル友になったmikankoさん情報では、○ 仙 ○(液体)はよろしいとのこと。
 いま私は○オ○ン(液体)を服用中、昨日から○○ガ茶も開始、コストパフォーマンスってあるから、よければ
何でもっていうわけには行きません。

2008年2月2日土曜日

幼なじみが大腸ガン

年賀状をもらって、寒中見舞いにこちらの病状経過を書いたところ、「うち(夫)も同じ」という便りが返ってきました。
 
「何が同じ」?って、電話でたずねると、昨年4月に横行結腸ガン、肝臓に転移、ステージ4と診断、内科医からは放置すれば余命1年といわれ動揺した、手術を選んで、現在術後抗がん剤(5-FU)治療中とのことでした。

2人に1人の老人病といわれるから不思議はないが、君もかと嘆息がでる、いまは抗がん剤の副作用と格闘中、6週連続点滴、2週休薬はきつそうだ、標準治療真っ最中の様子です。

夫人は「運命」的に受け止めて「いろいろ知りたくない」様子、「ガン体験記を読んでもピンとこない、うちの***ちゃんのほうがズーっと大変なの(個別性が強いからこれは判る話)」といった調子で、インタネット環境はありません。
このような受容態度はけっこう多数派のようだ。

町田の梅沢医師の情報を知らせました。