2008年3月29日土曜日

春さまざま

 近所の公園の今朝の染井吉野と紫木蓮です、クリックするとやや鮮明になります















今日は画像とともに季節のたよりを少々。
甥たちの子どもらがそれぞれ入学という知らせがあったり、我が身の加齢の加速を嘆いていたら、先夜食事をしたとき30才過ぎた娘が「私このごろ一年が早く過ぎる」といいだした、これも人の成長というものなのか。

厳冬期にカスピ海ヨーグルト製造機(アップル製)をご披露したが、あのあと元気がなくなりご臨終かと思ったが、ネット情報で「(種にする分量を)一旦冷凍したのち、上澄み液と下の固形部分を分けて、少量づつ増やしてゆく」という方法を知り試みた。
 結果上々、気温の上昇が一番の力なのだろうが自然の働きを再認識させられた。

「春の虹 熟む力増すヨーグルト」、去年は「点滴の視界はるかに花吹雪」だった。

 皆さんもそれぞれの春をお楽しみください。

2008年3月25日火曜日

ナベルビン3コース終了の7日後(100回)

 診察日(24日)、採血結果、白血球数は予想通りドーーンと低下2270、これはボトムのレベルでパターンとしてこれから回復してゆく(予定)、胸部X-ray画像は明るいトーンが全体にみられ「よっしゃ」というところ。
 来月7日の腫瘍マーカーCEA検査に期待がもてる、サクラサクになるか。

 一方、左腕の血管の疲労傾向は前回書いたが、右腕はなんともないから、左腕は15ヵ月の酷使の結果が出ているのだろう。
 ナベルビンは血管、周辺筋肉にもダメージを与えている(主治医)、発生頻度はそれほどでもないが累積的な現象とすると、ポートを埋込むタイミングを考えねばならない。

2008年3月20日木曜日

2人に1人!高齢者をおそうガン

すでに、2月2日に幼なじみの大腸ガン発症をアップしたが、あの日以降もすい臓ガン1、前立腺ガン1、肺ガン2、+アルファという有様である。連れ合いのクラス会の訃報3例のうち2例は肺ガンで急逝(イレッサがらみとか)。
肺ガンでの急激な悪化は昨年1〜3月入院時に目のあたりにしたが、こう周辺事例が出てくると心中穏やかならざるものがある。
この究極のエビデンスの圧力、詳しい症例をきけばそれなりの?経過はあるのだろうが、なかなか納得ずくの世界ではない。
心のなかで抱え込んでいるのではなく事実は事実として記録すること、ブログの悲しい効用なのだろうか。

3コース目のナベルビンは一昨日終わった、1週前のナベルビンの後遺症が点滴刺入部の上方へ腫れ(長径10,短径6cmほど)と発赤水膨れ(A1.5cmほど)で発現、右腕で点滴を受けた、一昨日の白血球数は4420と健在だった。
これから2000台まで減少するのがパターン、24日採血・胸部X-rayを予約した。

2008年3月13日木曜日

ウイルヒョー(胸管と静脈の合流点)ってなんだ

 この項は、5月2日に加筆作成しました。

今日は、2月から始めた鍼治療を受けた、最初は左頚部リンパ節肥大部に疼痛がでて、その軽減が狙いであった。
丁度ナベルビンの効果も出始めて肥大は軽減したが消滅というわけにはゆかない、その理由は下記ウイルヒョー転移にある。
鍼はそれなりに効果があるようで受けて良かったと思っているが、このウイルヒョー転移を消すことはありえないと鍼灸師とも話し合った。

 私の肺腺がん君は、「原発(左肺上部)---ウイルヒョー転移---縦隔転移---両肺へ播種」という経路内に留まり、他の部位にはいまのところ転移していない、心配な脳も「汚染」されていない。
 「左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流する部位(左静脈角)に連絡している」というポイントの作用が脳転移を招いていないといえるのか。

 もともとこのリンパ節肥大の触覚での認知が肺腺がんとの出会いであったことを考えると、この部位は重要な地位を占めている。
10年近い年月を経て成長した原発腫瘍はこのリンパ節肥大を知覚しなかったらもっと進行していたともいえる。私だけの「触覚マーカー」だ。

  悪性腫瘍のリンパ節転移{「ウイルヒョー転院」をGOOGLE検索から引用、原典まで辿り着けず}

 ウイルヒョー転移Wirchow metastasis:全身(ただし右肺は除く)のリンパ液を静脈に還流させる胸管は、左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流 する部位(左静脈角)に連絡しているという解剖学的構造より、悪性腫瘍(右肺は除く)のリンパ節転移は、最終的には左鎖骨上窩リンパ節転移 を起こす。

2008年3月12日水曜日

旅が終われば、ナベルビン3コース目ヘ

          この画像3点は飛騨の土雛(飛騨の春はおそい、ひな祭りもひと月おくれという、
          型成形で作る表示があった、素朴な佇まい だが日清戦争?の兵士雛?もみ られた)

















腫瘍マーカー改善がみられて一息ついて、下呂温泉1泊のあと三重の義母を訪ねる4泊5日の旅から11日帰宅した。
12日は早速半日コースの点滴を受けてきた。開始前の採血で白血球数を確認、4310をマーク、温泉効果もありなのか。
来週18日にもう一度点滴、そのあと2週は休薬してから腫瘍マーカーを測る、そこで数値が改善されていれば「ホンモノ」、これを期待したい、負け戦が続いてきたからねー。
心配なことは、ナベルビンの陳腐化というか、耐性の出現、骨髄抑制の進行とあるわけだが、時は花見の季節へ、観桜露天風呂などをさがしている肺腺がんペイシェントでした。

2008年3月6日木曜日

腫瘍マーカー改善の周辺

 抗がん剤(ナベルビン)以外の対策はというメールを貰った。
 時期的には2月8日から鍼灸の治療に入った週2回(各40分)、これは自覚マーカーと勝手に呼んでいるいる左頚部リンパ節の肥大にともなって周辺に筋肉の緊張、軽い疼痛があり、これへの解決策、現代医学では「痛み止め」が処方されるだけで「ほとんど無効」。鍼は「怖い」人がいるが、そんなこと言ってる場合じゃないしべつに怖くもない、体験もある。

 約1ヵ月でリンパ節肥大は明らかに縮小、周辺筋肉の緊張は弛緩、結果的に腫瘍マーカーは改善となった。
 肺に効くツボは敏感な手掌、足裏の近くにあり「いたーーい」ツボだ、このさい痛いからやめてとは言えない。

 あとサプリ系は「○ オ ○ ン」「茸(チャーガ)茶」「マヌカハニー(切らしている)」を継続中、Mさんが体験から勧めてくれた「○ 仙 ○」は毀誉褒貶も激しいが価格も強烈であり検討中。
 「笑う」と免疫力がアップという費用のいらない療法は無視できない。睡眠の重要性も再確認した。

 運動不足は明らかで意識的に改善を実行中。

 連れ合いは、「根治しない」ということは腫瘍マーカーの増加傾向は止まらないと「悲観」していたそうだ。

2008年3月5日水曜日

15ヵ月初めて腫瘍マーカーCEA下がった

 06年12月遭遇以来一貫して漸増してきたマーカー値が下がった。
 前回測定の1ヵ月前は23.6、今回は21.1、約10%の減(有意の差分)、胸部X-rayの目視での画像は不変というより小康状態となっていたのだ(結果論として)。
 5th line,6剤目で初めて良い変化に出会った、ただし白血球数はまだ回復せず3140(前週3260)である。
来週12日にナベルビン点滴の予約、実行は直前採血結果をみて白血球数はこのレベルでも強行?という段取りとなった(数値戻るつもりで?)。

 月1回限定のマーカー検査であっても、こののんびりやの「日和見肺腺がん」の場合、この経過はそれなりの評価になるのかもしれないが、好転が本物かどうかは後1ヵ月の「お楽しみ」となる。

2008年3月2日日曜日

肺がん勉強会 part-2

     2月24日の I 医師の勉強会の資料から希望を託せる情報(孫引きですが)です。
  新薬関係  非小細胞性肺がん
       ☆ 2008年度 海外で認可、注目されている(3種) 
       zactima (アストラゼネカ)、AZD2171(アストラゼネカ、日本2012?)、
       EMD72000 (武田製薬、日本2012?)

      ☆ 年度別の予定(日本、7種) 
       2009:アバスチン、タリムタ   2010:E7389、パンデタニブ
         2012:(上記2種)         2013:ペルツズマブ

 ハード  ☆ 重粒子線治療装置の小型化  群馬大学で施工中
      (study2007さんが昨年12月に治療を受けたものは、千葉市の放医研にあってサッカー場ほどの敷地と
       320億の費用が必要、治療費も高額。改良型はサイズ・費用とも3分の1まで軽減)

      ☆ 最新放射線治療装置 ノバリス(ドイツ・ブレインラボ)
       (多方向から一度にピンポイント照射できる、1998アメリカで発売。
                             日本では2004から国内には10台、価格は10億円、世界で稼働中は約100台)

      (「週刊ダイヤモンド」2007.10.13号に癌種の異なるものも紹介されています)