2008年10月25日土曜日

貴重な情報が舞い込んだ

 抗がん剤のレジメンも決めなきゃいけないが、輝かしい実績にはまだ遭遇していない。
 アリムタも発展途上というか保険適用の前で足踏みしている。
 この2年間敗戦続きが実態なのだ。

 そんな迷える患者に耳寄りな治療情報が寄せられた、いつもブログのありがたい読者Nさんから「ニュースだ、TVすぐ視なさい」ということで出てきたのは「動脈塞栓術」。
 肝臓ガンで良く行われているが、肺腺がんの術例もある。NさんはTVでそれを見ていてすぐ教えてくれたのだ。これは最近注目の「内視鏡下手術」のような体に負担がすくない(=低侵襲)手術、心臓カテーテル手術の発展形?のようである。
 そのクリニックのHPからいろいろ情報を得た、感じは「グーーッ」である。

 「必死」の患者の前の「希望の灯」になれ。

2008年10月22日水曜日

F医師=この状態では東京まで通院はむり、在宅酸素も使い始めたらどうか

 切り札と考えていたF医師からの宣託は簡単に言うとタイトル通りです。
 胸部X-ray画像は造影CTで視るとよりリアルに病巣を呈示。
 胸水も少し存在、急に増加した場合呼吸切迫が予想されるから、在宅酸素ってことになる。

 その前に抗がん剤のレジメンを決めて治療(点滴)が必要だ、
 手詰まりで東京へ走った訳だが、ブーメラン現象で戻ってきてしまった。

 とりあえずD主治医、E副主治医に相談するしかない。
 ここが正念場だ。

2008年10月20日月曜日

肺野画像「すりガラス状態」進行=最悪の事態

 ナベルビンの効果確認も含めて診察。

 画像は最悪状態にある、呼吸の余裕が無くなっている。もう少しゆけば酸素ボンベがお供についてくるのか? 
 酸素飽和度は先週14日点滴時点で見たことない低レベルだった。

 白血球数は3000後半までダウン、このパターンは頻出(かっては2000ギリギリにも)、CRPは、Hレベル 4.6に戻った。

 アリムタは肺腺がんに健保適用がないから、強行採用するととんでもない事態が起こるので今回は見送りとする。

 22日は東京のガン専門医の診察を受ける。

2008年10月16日木曜日

画像悪化の中ナベルビン8コース終わる

14日、点滴直前の血算値は白血球数7000と約1000下がったがこのレベルではノープロブレム、なぜかCRP値が0.1と5.6辺りからシッカリ正常化、点滴開始。

 このところ画像はまったく良くない、関連している咳・痰はしつこく続いている。22日造影CTの予定。
 咳対策として服用中の「リン酸コデイン1%(2g)」で見事に3日間便秘、14日は朝からトイレで固形物と格闘、自己剔便初体験、これでぐったりだ。

 点滴終了後、副主治医からアリムタ状況を聞く、判っていたが肺腺がんには保険適用なしが壁だ。厚労省も一般的に新薬承認促進をいっているが、それを実行する「医薬品医療機器総合機構(PMDA,独立行政法人)」のスタッフは先進国中最低の約200人、アメリカの1/10以下、ドイツの1/5以下だ。
 いつになることやら、効果が出ているという情報(アメリカ承認済)が聞こえてくるだけにやるせない思いである。

2008年10月9日木曜日

ナベルビン点滴再開の効果は


 7日午前は、副主治医とアリムタ投薬可能な病院の絞り込み。そして読影結果はよくない「小さい腫瘍の増加がある(3日の画像、向って左下よりの脊柱側白い部分が大きくなった)」という見立て。study2007さんが心配してくれたしつこい咳・痰の原因は「{画像の白い部分の}腫瘍が細い気管支を刺激しているのだろう」、腫瘍マーカーは、9月一旦下がったが8月の最悪レベルへ再帰、いずれも休薬による肺がん症状の進行(医者はこうは言わないが、物証が明らか)である。
 午後は点滴再開、月初から稼働開始した点滴室(リクライニング・チェア2基)、1日4人定員だが20人目以下か、輸液ポンプも当然新設、ナースもまだ慣れていない。
これまでは救急外来のベッドという「危険な環境」だったから改善といえる措置だ。

2008年10月3日金曜日

胸部X-ray画像は明らかに悪化


  今日は主治医の定例診察日、採血、胸部X-ray、採血結果が出たところで即診察とはゆかず30分待ちで診察室入り、D医師画像を見るなり「進行してますね」、これはきつい評価だ。
ここ約2ヵ月アリムタ待ちで休薬状態だった、中間ではホームドクターが腫瘍マーカーCEAを検査してしてくれて数値はなぜか改善(前回ブログ「やれやれ腫瘍マーカー下がる」)で悪化への懸念を消そうとしていたのだが、画像は逆に「進行してます」とショッキングな状況となった。

 新薬アリムタ導入はいまは出発点まで戻ってしまったようだ、なにも手を打たないわけにもゆかずつなぎ的に「ナベルビン」点滴を来週7日、来来週14日を決めた。ナベルビンは7回続けて最後には腫瘍マーカーが上がり始めて中止という経過をもっているが、これまでの抗がん剤、分子標的剤のなかでは一番有効だった。過去のエースがどれだけ力投してくれるか?

 昨夜は3才年長の友人から「ガン検診、胸部X-ray」の画像に影らしものがでたので喀痰検査をするという状況で、地域周辺のドクター事情を尋ねられた。まだ初期のようだからうまく運ぶことを願うのみだ、「CT検査では、なんでもない影だった」がベストなのだが。

[ 最後の画像は佐藤 忠良「女・夏」、札幌芸術の森・野外展示シリーズ23 ]