2007年7月4日水曜日

溺れるものは雲丹をつかむ

 日本を代表する正統派の出版社のPR誌を読んでいるとこんな文章*に出会った。
 肺がんの増殖を抑える作用が雲丹にあるというのだ、「雲丹の腸」には「糖脂質スルフォキノボシルモノアシルグリセライド」(ながーーい)という物質が含まれており抑止作用があるというのだ。「雲丹は食用の外、火傷、切傷に塗ると非常にききめがある」につづけて、薬効は肺がんにも及ぶと紹介されている。
 この先が知りたいが、私の検索では、ネット上に今のところ出てこない、同憂の方の新情報をお待ちします。
 連合いが早速にぎり寿司を買ってきてくれた、たしかに1かん雲丹が鎮座していた。寿司ねたは「腸」ではなく「卵巣」部分です。
              

*岩波書店「図書・7月号」の林望さん「雲丹、海胆、霊羸子」から引用、最後の3文字は「れいるいし」と読むそうです。

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