2008年12月31日水曜日

年末のメッセージ m(_ _)m




 (ファミリー・パーティで出会った魅惑の一品「アワビ炊込みご飯」隣のスープをかけて食べる、30日、横浜/重慶飯店・本館)

 とんでもない状況の中今年も終わる。
この冬は「ぬらり(のらり)肺がん記」のミューさんのリンクの情報のおかげで、ブログ経由で同病の方との出会いが増えた。喜び苦しみは自分一人ではないことを、肺腺がんという共通世界のなかでリアルに知ることができた、通院しているだけでは殆どわからないが、ネット上では「命がけの体験」を知らせあって、励ましあってゆくことが可能だ。

 世界大乱の年、来年はもっと進行。これまで繰り返した経済的危機ではなく社会の根幹が崩れそうになっているという見方が正しいようだ。

 ひとつ余計なハンディを負っているが、正気を保って危機的な新しい年を皆さんとともに「元気に」迎えたいものです。

2008年12月25日木曜日

トポテシン(カンプト)点滴=えらく疲れた、食欲絶不調


    (今年の美味、5月札幌駅前三越地下で求めた札幌某名店のさば棒鮨、と缶シャンパン)

 3回目になる、午前の予約の時は、家を8時過ぎにでる。
 採血、胸部X-rayはおきまり、白血球数は5610へ戻っている、画像もやや改善とのこと(ドクター所見、患者未見)、ただし腫瘍マーカーCEAは10ほど悪化、一歩後退・二歩前進(なんじゃこれ)、点滴実施となった。
 3時間10分で全コース終了、この前後に測った血圧、体温、酸素飽和度は大きい変動はない、バイタル正常ってやつだ。
 ところが食欲は点滴が終わるころに一瞬浮かんだが、消滅してそのまま浮上しない、帰宅して暫く横になる。3時間たった。疲労感はある、この状態はナニ?、なに疲労?ストレス?、この間くしゃみ、鼻水が頻発、前回も同じだったな。
 夕食はうどん、ミカン一個、口にははいる、戻す訳でもないのだ、準流動食には対応?。
 トポテシン(カンプト)は、消化管粘膜には影響があるのでその兆候は数カ月前からの嗜好変化、食欲不振と合併して慢性的な不良状態がバックグランドにあることは確かだ。
 外食では「良く食べてる」といわれる、メンタルな面もあるから厄介、家人いわく「つわりみたい」。

2008年12月24日水曜日

約2年間で、抗がん剤7種類で8thライン、         のこる「タマ」は少なくなった、咳はでるが生きている


       (クリスマスの花の定番-赤の魅惑・ポインセチア、息子の嫁さんから到来)


 化学療法の標準治療は、1st-2nd-3rdラインと順番に抗がん剤を変えてゆく(効かない場合の話)それぞれ4週単位(コース)の標準治療が数ヵ月続けられても好転しない(「最悪は副作用で衰弱してしまう」)と「もう方法がなくなったから退院して、緩和ケアへ」という「死のライン展開」があるという話はよく聞く。だから4th-5th〜ラインということばは聞かないことになる。
 わたしの場合は、最初の呼吸器外科医(いまの主治医ではない)がレジメン(抗がん剤の計画プラン)のコンセプトを「年齢的にきつい標準治療は、1stラインだけとする、あとはソフトに相手の様子をみながらやってゆきましょう」という柔軟なプランを組んでくれた。
 そして主治医は変わったが、この方針でイレッサも含めて7種類、8thライン、非小細胞性肺腺がんは抗がん剤が効きにくいとい通説そのままに、約2年という長丁場?を生き延びているわけだ。保険適用です。
 このような経過を過ごしている療友も珍しくない(らしい)、その実態はなかなか捉え難いが、昨今増えてきているようだ(希望的観測!)、町田のU医師のブログからもうかがうことが出来る。

2008年12月19日金曜日

低迷する自覚症状、白血球数はノーマルだが点滴はパス


                 (画像はわが団地恒例のイルミネーション、ブレています)

 昨日は点滴予定日、早めに採血、胸部X-rayを実施、結果をみて点滴というのは、おなじみの段取りです。
月末に測る腫瘍マーカーCEAを繰り上げてこの日の採血でラボに出してもらうことにした、来週初めにはトポテシン(カンプト)の成績が数値化される。

 30分位待って、血算値が出て主治医からは「数値(白血球数4490)としては点滴できますが、K(ハンフリーのこと)さんの自覚が不調のようだからどうしますか、胸部X-ray画像も不変状態です」「今日はパスにします」。
 白血球数は下がりっぱなしという自覚(ほんとは判るわけないのだが)は、味覚変化、嗅覚過敏、頻咳・痰継続、呼吸切迫のなか、強かったのである。混然たる低迷はこの3ヵ月くらい続いている。
 この4490という数値は回復してきたのか、下降中なのかよくわからん。
 来週は今年さいごの点滴この時の白血球数が「見物」だ。

 一夜明けて今日の気分は少し明るい、点滴パスのおかげかと思いたくなる。

2008年12月12日金曜日

ポート開通・トポテシン1コース2回目点滴とその後

            (画像は名園「六義園」12月5日の紅葉)

 昨日はトポテシン(カンプト)、1週あけての点滴を受けた。

 白血球数の回復を待って、4610となり実施となった、懸念の酸素飽和度94%。ポートは、腕の末端静脈とちがってナースも「吸い込み」は順調ですといった。
そこまでは良かったのだが、終わったら食欲が消えていた、胃の空腹信号が時間になってもやってこない、アイスと「べこ餅(北海道)」などを機械的に押し込んで寝るとした。

 起床してもあまり意欲が出ていない、別に熱があるわけでもない、普通に朝食をとったが機械的なものであった。味覚が変化してきたのはもう3ヵ月以上になるが、抗がん剤の副作用が強まったのか、なんとも変な状態にある。

 食べたい食材はいくつか用意してあるが、食指が動かぬということ。
 肺腺がん患者にはいろんなことが起きるものだ。