2008年7月18日金曜日

患者は暑くてもボヤッとできない=初歩的なまちがい




 連日熱帯夜、昨日はN(抗がん剤)の点滴7コース再開、ただし放射線治療も継続中、2病院掛け持ちだ。
 点滴スタート時刻をどれだけ早くできるか確認した。計画通り放射線治療はタイミング良く進み早く終わった、想定以上だから点滴の病院へは計画の一番良い時刻に着いた。
 ところが点滴が始らない、N剤の点滴は2時間おくれとなり、当然終了も2時間おくれとなった。
 なぜこんなことになったのか?以下報告する(この目的は再発防止以外にない、治療において患者は基本的に受け身であり、そこでは誰が悪いかだけを追求しても生産的ではない)。

 起こったことは
1. 主治医のN剤オーダーが院内薬局で処理されなかった(詳細は不明)、Nは常備の薬剤ではな
  いし、指定点滴濃度までの希釈が必要。
2. 4バッグの点滴は順序はきまっているにも拘わらず3,4が前後した(これは別のナースによっ 
  て数分で修正された)。

 どうすればよいか
1. 主治医からは謝られたが、真相はまだわからない「オーダーが行方不明」なのか、「オー
 ダー見たが忘れた」?
 とにかくこれは基本動作の間違い、システムが異常なのか、院内薬局の反省を聞いて見る必 
 要はある。
 指定濃度では一度だが指定の2倍に希釈されて、2倍速で入れたことがあった。輸液ポンプの
 キャパを超 えるから手動で調節となった。
2. ナースは1人が付き切りで看護するわけではない、複数バッグにはよく判る通し番号をいれ
 るのが基本、この病院はこれが守られていない、デリケートな薬液には茶色の「遮光カバー」
 が必要だがこれも扱いが一定しない、規則と現場の理解、行動が一致していない。 
 いつも私も順序を追って確認しているんだが昨日は昼食後で眠気に襲われ患者が「基本確認」
 できなかった、「警戒心の欠如」だ?!
 (画像上は「四つの風」砂沢 ビッキ作/札幌芸術の森・野外展示紹介-17)

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