2007年11月12日月曜日

腫瘍CEAマーカー値下がらず/阪大、免疫療法事前検査落第

 前回アップし後2週間がたって、CEAマーカー値が判った。
 漸増傾向は変わらない、画像はやや回復かという希望的な目視判断をしていたがマーカー値から見るとそれほどのことは起きていなくて例の「不変」ってことになる、マーカー値の勾配が予想の範囲内(の増加)であるという判断で「有効」、ジェムザール続行となった。

 希望を託していた阪大の免疫療法(WTIペプチドワクチン、臨床実験)の事前検査は、白血球のタイピングの結果不適合となった、日本人の80%をカバーしているタイプ(2種類)が出現しなかった、残り20%のタイプ(数種類ある)との判定だ。
やれやれというかエーーーまたかだ、以前のイレッサのEGFR遺伝子変異検査も(ー)の不適合反応だった(それでも少ない可能性に賭けて8月にトライしたが副作用のほうが先行して中止)、「WTIワクチンはタイプが違うと効果は全然でないが副作用は出現」という説明も阪大とのメールのやり取りの中でわかった。限定性はイレッサより厳密だということになる。
 従来の抗がん剤は使ってみるまでわからないが、改良タイプのイレッサやこのワクチンは使う前に予測が出来るので、立派な「進歩」といえるが、適合しない人はこの「進歩」とは無縁だ。
 同病のTAMYさん、lazarusさんからの応援にもかかわらず、こんな結果が出てしまった、肺腺がんになって出来た療友は苦しさの共有のなかの大きな支えである、健康時には想像できなかった得難い友情である。

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