2008年3月13日木曜日

ウイルヒョー(胸管と静脈の合流点)ってなんだ

 この項は、5月2日に加筆作成しました。

今日は、2月から始めた鍼治療を受けた、最初は左頚部リンパ節肥大部に疼痛がでて、その軽減が狙いであった。
丁度ナベルビンの効果も出始めて肥大は軽減したが消滅というわけにはゆかない、その理由は下記ウイルヒョー転移にある。
鍼はそれなりに効果があるようで受けて良かったと思っているが、このウイルヒョー転移を消すことはありえないと鍼灸師とも話し合った。

 私の肺腺がん君は、「原発(左肺上部)---ウイルヒョー転移---縦隔転移---両肺へ播種」という経路内に留まり、他の部位にはいまのところ転移していない、心配な脳も「汚染」されていない。
 「左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流する部位(左静脈角)に連絡している」というポイントの作用が脳転移を招いていないといえるのか。

 もともとこのリンパ節肥大の触覚での認知が肺腺がんとの出会いであったことを考えると、この部位は重要な地位を占めている。
10年近い年月を経て成長した原発腫瘍はこのリンパ節肥大を知覚しなかったらもっと進行していたともいえる。私だけの「触覚マーカー」だ。

  悪性腫瘍のリンパ節転移{「ウイルヒョー転院」をGOOGLE検索から引用、原典まで辿り着けず}

 ウイルヒョー転移Wirchow metastasis:全身(ただし右肺は除く)のリンパ液を静脈に還流させる胸管は、左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流 する部位(左静脈角)に連絡しているという解剖学的構造より、悪性腫瘍(右肺は除く)のリンパ節転移は、最終的には左鎖骨上窩リンパ節転移 を起こす。

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